菫色の日記帳

不妊治療を経て第一子を出産しました。日々のことを綴っています

息子のあれこれ、ネントレの話など

先日無事2か月を迎えた息子。

4,000g近い体重で生まれ、1か月検診でも圧倒的なサイズ感を見せつけていましたが、最近は少し成長が穏やかになってきたように思います。

 

この2か月でいろんなことがありすぎてブログには書ききれないのですが、

  • コミュニケーションスキルup
  • 生活リズムの定着

が大きな変化かなと思います。

 

1か月半ごろから原始反射の新生児微笑とは違うなと思わせる笑みが見られるようになりました。

朝起きて大人がそばにいるとわかるとニコっとするとか、膝に乗せて話しかけるとキャっと声を出すとか。

クーイングも日に日に増えてきてかわいい声をたくさん聞かせてくれます。

それから、なんとなくグズったり泣いている時に何を要求しているのかわかるようにもなりました。これは後述する生活リズムの定着によるものも大きいと思います。

 

大人が話していることはもちろん言語としては理解できていませんが、何を言おうとしているかはなんとなく伝わっているのかなと思うので、なるべく丁寧に話しかけるようにしています。

お腹が空いて泣いている時も「ミルク作ってるからちょっと待ってね」というと少し落ち着いたり。(もちろん全然落ち着かずヒートアップするときもあります)

 

また、1か月を迎えるころからネントレを意識し始めました。

有名なジーナ式からそれに準ずると思われるハウツー本、「フランス人の赤ちゃんは〜」系までいくつか本を読んで、ネントレと言いながら入眠に関してのみではなく「1日の生活リズムを体で覚えることで赤ちゃんは快適に過ごすことができ、結果夜もスムーズに眠れる」というのが大意かなと理解しました。(先取りして泣かせない育児も同じ理論かと思います)

 

まだまだ試行錯誤中ではありますが、

  • 毎日同じ時間に起床・入浴・就寝する
  • 1日に必要な量を授乳する
  • 1日の終わりに夜通し寝るのに十分な量を授乳する

の3つだけ夫婦でルール化し、日中はわりとゆるゆるとやっています。

 

息子は体が大きめなのに1回の哺乳量にバラつきがあり、特に数日お通じがない日は100mlずつくらいしか飲まなかったりします。(今の月齢だと160ml×6回くらいが目安)

また混合授乳にしているので、直母でどれくらい飲めているかがわからず、足りないときは頻回になったりミルクを足したりと、授乳に関してはまだいきあたりばったりなところがあります。

近いうちに助産師相談に行こうかなと思っています。

 

ただ、成長に伴い昼夜の区別がつくようになってきたのもあるかと思いますが、夜は19時半に寝て(24時ごろのミルクを挟んで)朝は6時〜7時に起きるようになってきたので大人も睡眠が取れるようになりかなり楽になりました。

 

また、起きる→授乳→遊ぶ→寝るのサイクルができてきたので、グズっているときは(お腹すいたな)とか(眠いんだな)とかなんとなくわかるようになりました。

(お腹空いているときと眠いときでグズり方が違うのもわかるように!)

 

夜はほぼ毎日セルフねんねで寝るようにもなり、嬉しいようなさみしいような。

 

毎日の成長ぶりに思わず「今この瞬間の息子には二度と会えないんだ...」とセンチメンタルになりますが、忘れたくないずっと大切にしたい時間をいつもありがとうと思いながら過ごせてとても幸せです。

 

おでかけのこととか予防接種のこととか、また息子が寝た時にゆっくり振り返りながら書き記していきたいです。

 

 

 

出産の話③ 産後、こんなはずじゃなかった

前回の記事を書いてから1ヶ月以上経ってしまいました...光陰矢の如しをひしひしと実感しています。

 

細切れの自由時間で腰を据えてパソコンを開く気にならずブログが停滞していました。

息子も1ヶ月半を過ぎ、毎日元気に暮らしています。

 

今更ではありますが、産後思ってたのと違う...と感じた話を書こうと思います。

 

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もっと真剣に取り組むべきだった授乳トレーニン

わたしが産んだ病院は緩やかな母子同室推奨でした。

早朝の出産で当日は夕方まで新生児室で預かってもらい、午後に一度部屋に連れてきてもらいった後はまた預かりでした。(翌日まで部屋の外をひとりで出歩くことは禁止されていました)

 

授乳指導が始まったのは病棟フロアのひとり歩き許可が出た出産翌日の午後。

最初は自分の部屋に赤ちゃんを連れてきてもらい、授乳の姿勢やラッチオンの仕方を教えてもらいます。

 

ふにゃふにゃで目も開き切らない赤ちゃん、壊してしまいそうで緊張して却ってすごく力が入ってしまい、少し抱っこしたり姿勢を変えるだけで疲れてしまいました。

ちなみに産んだ翌日は今まで筋肉痛になったことがないありとあらゆる筋肉が(それこそ指先とか顔まで)痛かったです。

 

で、当時はまだ頻直が必要とか吸わせないと出ないとか言われてもあまりぴんと来ず、飲んでるのか飲んでないのか、飲みながらすぐ寝てしまう赤ちゃんを見てよくわからず泣いては咥えさせ、3時間置きにミルクをあげ、夜は眠たいので預け、、、とあまり直母をがんばらずにいました。

色々あって夜間同室は一度もできず。

 

あの時もう少しコツやリズムを掴んでおけばと思ったのは退院後。

「泣いたらあげる」をやっていると永遠に授乳することになり、その恐怖からミルクに頼りがちな混合に。

しかも結局飲んでいる量もよくわからず赤ちゃんの泣き+3時間に縛られて直母とミルクの間隔が空いたり逆に直母の足しでミルクをあげてみたりと授乳スタイルが定まらず行き当たりばったりになり、ある程度のスケジュールも立てられないことがストレスに...

 

産前に思い描いていた3時間ごとに授乳してすぐ寝てくれるなんてサイクルはすぐには実現しないというのが想定外で、せめて入院中にその事実がわかっていれば少しはラクだったかなと思いました。

 

排泄コントロールできない問題

個人的にはこれが一番の大問題でした...

入院棟へ移って最初のトイレは安全のため看護師さん立ち会いで行いました。(それまではベッドから起き上がることも禁止)

 

産後初めてのひとり歩行はなんだかふわふわするし会陰切開の傷が開きそうで(そんなわけないのですが)怖くてヨタヨタですが意外と歩けるなと思いました。

が、いざトイレに座るとパニックに...あれ??どうやってするんだっけ???

まったく排泄の感覚が思い出せない&出すのが怖い。

 

こんな感覚初めてだったのですが、骨盤底筋が緩んで尿意が感じられなかったりする人は多いみたい...なのでしばらくは3時間おきに強制的にトイレに行くよう指示を受けました。

 

その日の夜には普通にできるようになったのでここまではよかったのですが、問題はう◯ちの方でした...

お通じは良い方だったのがこの時人生で初めて便秘を経験し、しかも自分のおシリがどうなってしまっているのかわからず(なんかもうぐちゃぐちゃになってるのではないかと思っていたし実際浮腫がひどかった)怖くて出そうにも力を入れられない。

30分トイレで絶望して諦めてナースコールしました...

 

なんかもう思い出しても辛いので詳細省きますが、結局入院中に2回も摘便をしてもらうことになり、泣きました。

看護師さんは「これもよくあることですよ、お辛いですよね」と優しくしてくれてなんかもう泣けて泣けてしょうがなかったです。

産後メンタル×便秘の相性は最悪。

もう一生自分で出せないんじゃないかという恐怖と(これもそんなわけないのに)恥ずかしさと情けなさと優しさに触れた安心感で。

 

酸化マグネシウムを処方してもらったのですが、退院後も1ヶ月はしんどかったです。

とにかくこれは誰も教えてくれなかった想定外すぎる産後トラブルで本当に辛かった。

 

赤ちゃんは苦しいほどにかわいい

う◯ちの話をした後になんですが、赤ちゃんがこんなにかわいいなんて知らなかった。

 

眠っていても泣いていても、目がよく見えておらずぼーっと空を見つめていても

耳、鼻、小さな手足、歯のないお口...

何を見てもかわいいが大洪水のように押し寄せてくるのです。

 

と、同時にこれ以上に大切なものは何もない、絶対に失いたくないという苦しみに近い感情が湧き上がってきてとめどなく涙が溢れてきました。

 

これもいわゆる産後メンタルなのかな。

 

ひとりで生きていけない赤ちゃんが生き延びるため母親に備えつけられた生物的本能といえばそうなのかもしれないです。

 

胸に抱いていても、夜ひとりで毎日かつてない勢いで増え続けていく写真を見返していてもとにかく涙が出てきて、もう流れるままに流し続けて胸がいっぱいなのにすっきりして毎日かわいいデトックスをしていました。

 

1か月半経った今は落ち着いてきましたが(今もすっごくかわいいです)あの「かわいい」に頭の全てを支配されるような強烈な経験は他では絶対に味わえないのではと思います。

 

 

産後の入院中はこんな感じ+赤ちゃんのお世話の練習であっという間に過ぎていきましたが、今思い返しても俗世から離れた不思議な世界にいるような6日間でした。

そして退院して改めて助産師さんの優しさや心強さに気づくのでした...

 

 

 

 

 

出産の話② バースプランとバースレビュー

前回は時系列で出産の経緯を書きましたが、想像通りのお産になったのか、助産師さんとのバースレビューも併せて振り返ってみます。

 

元々「一度は普通分娩での出産を経験してみたい」という(最近では少数派の?)希望があったため、普通分娩を前提にこんな感じのバースプランを作成していました。

 

  • 辛いとか痛いとか声に出して言いたい
  • 呼吸やいきみのタイミングを誘導してほしい
  • 夫に立会いしてほしい
  • カンガルーケアをしたい(夫も)
  • 胎盤を見てみたい

 

あまり具体的に想像できていなかったのでざっくりでしたが、辛いときに「泣き言言わない!」とか怒られると挫けちゃいそうでとにかく褒めて応援してほしいと伝えていました。

 

結果、希望していたプランは全て叶えられたと思います。

 

一方で書いていなかったけどうまくいかなかったのは「落ち着いた静かなお産にする」ことでした。

落ち着いて冷静にお産をしようと勝手に心の中で決めていたのですが、陣痛のあまりの痛みに堪えきれず叫んでしまったり、助産師さんに対し雑な反応になってしまったり、とにかく自分ではないような取り乱し方をしてしまったなと思います。

そもそも静かなお産なんてハナから無理だったのかもしれないですが...

 

 

産後にはバースレビューと言って、母親と助産師さんとでお産を振り返る機会が設けられています。

嬉しかったことやうまくいかなかったことなどを話しあい、助産師さん目線でのフィードバックをもらいます。

 

助産師さんからはもはやがんばった母親へのご褒美なんじゃないかと思うくらい良いことしか言われなかったのですが...

  • 助産師としっかり意思疎通ができ、適切なタイミング・力で呼吸やいきみができておりとてもスムーズだった
  • 個人的にもとても思い出に残るいいお産だった、思わず泣きそうだった

というコメントはうれしかったです。

また、このタイミングでこちらからも助産師さんに感謝をたくさん伝えられたのがよかったです。

 

今回の出産を通して、産むのは母親だけど助産師さんをはじめ産科・小児科の先生や家族、たくさんの人が関わっていて、みんなが母子の無事を願って力を尽くしているということを身をもって経験できたのが一番大きかったです。

 

とってもいい経験でしたが、普通分娩はもう十分堪能したので次があるなら無痛分娩にしたいかな...

 

 

出産の話① 誘発〜普通分娩での出産の記録

もう1週間以上経ってしまったので、忘れかけていることもありますが直後に残していたメモを見ながら出産レポを書き起こしてみます。

 

38w4dの健診で胎児の推定体重が3,700gを超えており、大きめなので早めに誘発しましょうということで39w2dでの入院が決まりました。

 

BPDと骨盤サイズの不均衡により下からのお産が難しくなってしまう可能性を考慮した判断です。児童骨盤不均衡(CPD)と言うそう。

場合によっては帝王切開も視野に入れるというお話でした。

 

実は39w1dに中学からの友人の結婚式を予定していました。

予定日間近にどうしよう...と悩みましたが友人も当日になって欠席でもいいから無理せずと言ってくれていたのと会場が家&病院からタクシーで15分ほどの場所だったので当日の様子を見て決行しました。

結果その日には何も起こらず、大切な友人のお祝いもできてよかったです。

 

39w2d、いよいよ入院です。

この日の朝には「早ければ今日、遅くても明日には会えるかな〜」なんて思っていました。

 

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39w2d(誘発1日目)

午後イチで入院。周産期センターの陣痛室に案内してもらい、測定・血液検査。

夕方内診して子宮口が1cmしか開いていないためバルーンを入れる。

 

過去に手術した際、ラミナリアがかなり痛かった記憶がありバルーンも怖かったけど、実際はまあまあ痛いけど内診で子宮口確認するのと同じぐらい。

 

この日はお腹が痛くなることもなく、抗生剤の点滴を打ってNSTをつけながら夜まで過ごして就寝。

夜中に向かいの分娩室から叫び声がずっと聞こえていて、4時頃に「おめでとうございます〜」の声に続いて赤ちゃんの鳴き声が聞こえなんだか感極まる。

 

39w3d(誘発2日目)

朝イチで内診。子宮口は2cmで期待ほど開いておらず、バルーンを抜いて下から促進剤を入れる。

一日中NSTをつけていてあまり自由に身動きが取れず退屈だしお尻や腰が痛くて早々に入院生活に飽きる。

夕方の内診では2cmのままで大きく進捗なし。

その間にまた2人赤ちゃんが生まれたみたい。

 

39w4d(誘発3日目)

朝イチ内診で2cmから変わりなし。子宮口が後屈しているのもあり内診がかなり痛い...

赤ちゃんの頭も全然降りてきていないので点滴での促進剤投与を開始。

促進剤は30分ごとに量を増やしていくが、結局最大量を投与しても陣痛が起こらず。

 

NSTの値が落ち着いていたので、点滴をしたまま1時間ほど散歩させてもらう。

散歩と言っても30mほどの廊下をひたすら往復するのみ。助産師さんがずっとついて色々お話してくれてありがたかった。

 

夜の内診で4cmまで開いていることを確認するも、無理に進めないで一旦終了することに。

 

先生から「帝王切開にするかはお産が進んで頭が降りるか見てからでないと判断できないけど、CPDの可能性もあるのでその場合痛みもかなり強くなると思う。無痛にする?」と聞かれる。

正直ここで無痛の選択ができるなんて想定しておらず、一度は普通分娩を経験してみたいと思っていたので「なるべく普通で産みたいです」と回答。

が、痛みが強いと言われるとビビってしまい、やっぱり無痛にすべきか、いやもう切って早く出してほしい...とあとからモヤモヤ。

 

この日も夜中に1人赤ちゃんが生まれたみたい。

 

39w5d(誘発4日目)

朝イチ内診で4cmから変わりなし。促進剤点滴を開始。

最大量に増やしたところでなんとなく定期的な痛みが着いてきたので人口破水しましょうとなり、お昼前に分娩室に移動。

破膜の処置はあまり感覚なく、じわーっと温かい水が流れるのを感じながら広い無機質な部屋で分娩台に座ってごはんを食べる。

 

14:00ごろ

食後じわじわと痛みが強くなる。

が、まだ頭が降りてこず「本陣痛ではないですね」と助産師さん。

こんなに痛いのに??と思いながら痛みに耐えているうち気持ち悪くなり嘔吐。

なんというか、西遊記孫悟空が頭につけている輪っかを腰につけられて、骨ごとぎゅーっとしめつけられているような痛み。

 

17:30ごろ

ちょうど夫が面会に来たのでそのまま立ち会ってもらうも、痛いだけでお産の兆候が現れずまたまた促進剤を中止することに。

こんなにがんばったのにまた振り出しなのか...と悲しくなりつつ点滴を抜いたあと気絶するように寝てしまう。(夫もいつの間にかいなくなってた)

 

20:30ごろ

陣痛室に戻る。疲労とまだじんわり続く痛みで晩ごはんはスキップし就寝。

痛みの波の間で半分起きて半分寝ているような朦朧とした状態。

 

22:00ごろ

抗生剤点滴の交換に来た助産師さんが、わたしが痛みに耐えているのを見て

「ひょっとして陣痛きてるかもしれないですね、NSTしましょう」

と声をかけてくれてモニター開始。

痛みの強さや間隔的にもしかして...ということで先生を呼んで内診したところ

子宮口が7cmまで開いており、頭も降りてきて子宮口が柔らかくなっているのを確認。

ここでようやく本陣通の判定がおりる。(自己申告で21時に開始ということに)

 

22:30ごろ

「ご主人呼びましょう」と言われ仕事中の夫に電話し15分ほどで来てもらう。

 

この後はもう時間感覚がない。

 

痛みをこらえて息を吐く時に声が抑えられなくなり、だんだん叫びに近い大声が出るように。お尻が中から思いっきり押されて腰が爆発するような感じ。

横になってみたり、踵でお尻を押さえてみたりしていたけど、最終的にはひとりではどうにも堪えられず四つん這いで夫にお尻を押してもらう。

水を飲んでも吐いてしまうので、点滴で水分補給してもらう。

 

陣痛と陣痛の間もお腹がきゅーっと痛くて、それでも睡魔なのか疲労なのか意識を失い、また痛みの波が来たら耐える(というよりどうしようもできずただその時が過ぎるまで堪えるだけ)の繰り返し。

 

39w6d(誘発5日目)

3:00ごろ

自分の中ではたった1時間のような10時間たったような、もうぐちゃぐちゃ。

ようやく分娩室に移動しましょうとなり、痛みが弱まった隙に自分で点滴を押して小走りで分娩室へ。

分娩台に上がってからも痛みは増すばかりで、動き回ってNSTがズレるのを何度も助産師さんに直していただきその度に「すみません...すみません...」と謝っていた。

 

「もう最後までがんばれないかも...」と弱音が口をついてしまい、でも本当にこの痛みにこれ以上耐える気力もエネルギーもないと思ったのが正直なところ。

「大丈夫!がんばれますよ!」と声をかけてもらったのもなんとなく覚えている。

 

3:30ごろ

「いきんで赤ちゃんちょっとずつ下ろしていきましょう」と言われ分娩台の上であぐらを組んで言われるがままにいきみを開始。

声を出さず目を開けて息を止める、苦しくなったら一度全部吐いてから吸ってもう一度いきむ、を陣痛の間に2、3回繰り返す。

 

「いきみといきみの間に赤ちゃんが少し戻ってしまうので、なるべくいきみは長く回数を少なくしましょう」

「下じゃなくて前に出す感じで」

 

と言われよくわからないけど前に&長くを意識していたらちょっとずつ頭が出てきたみたいで「とっても上手ですよ!」と煽られもうヤケクソで力を振り絞っていきみつづける。

 

「あとどれくらいですか?」と聞くと「2時間くらいですかね」と言われ軽く絶望。

 

4:30ごろ

気づいたらまあまあ時間が経っている。

「そろそろお産の格好になってみましょう」となり、あぐらの姿勢から分娩台に仰向けになって脚を広げる姿勢に。

その状態でいきむとあっという間に頭が出てきたらしく現場がバタバタし始める。

 

先生が来てエコーしながら助産師さんの声かけのタイミングでいきむ。

麻酔をして会陰切開。麻酔注射の痛みも切開の痛みも感じない。

 

5:00

「もういきまないで!軽くいきんで!」と言われ、軽くとは???となりながらも、

とりあえず声を出して息をしながらなんとなく軽くしてみる。

 

急に腰まわりがフワっとなったと思ったらあったかい感覚がどぅるんと股を抜けていき、

無事息子が誕生。

 

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誘発開始から5日目にようやく出産することができました。

促進剤を使っていたとはいえ一旦止めたあとに自然に陣発したので、息子が自分で出たいタイミングで生まれたのかなと思ったり。マイペースみたいです。

 

生まれた直後に産声をあげましたが、羊水を飲んで酸素濃度が低くなっていたみたいで、

小児科の先生たちが「がんばれ」と声をかけて処置をしてくれていました。

少し落ち着いたところで一度抱かせてもらい、再度処置に戻したところ酸素濃度が正常値に戻ったらしく「お母さんパワーですね」と声をかけてもらったのが嬉しかったです。

 

その後は隣の新生児処置室へ連れていかれ、夫もそちらへ同行。

わたしは産後の処置をしてもらっているうちに寝てしまいました。

赤ちゃんと夫が戻ってきてからは3人で写真を撮ってもらったり

胎盤を見せてもらったり、1時間ほどゆっくり過ごしました。

 

 

生まれた子はほぼ4,000gのビッグベビーでしたが、先生や助産師さん、ずっと側にいてくれた夫のおかげで母子共に無事にお産を終えることができました。

 

わたしにとっては壮絶な経験でしたが、先生にとっては「とてもスムーズ」だったらしく、分娩時のデータを研究材料に使うとのことでした。

(スムーズとは...?と思いましたが少しでも役に立つならよかった)

 

出産にあたって思ったことがたくさんありますがそれはまた別の記事で書きたいと思います。

 

産まれました!

39w6dに息子を出産しました。

 

母子共に(なんとか)無事で先日退院しました。

出産はこれまでのどんな経験にも例え難い本当に人生で一番大きなイベントになりました。

また記憶が新しいうちに記そうと思います。

 

最初数日は息子の顔を見ているだけで何も悲しくないのに涙が溢れてきて、

これが産後メンタルか〜と思いながらもとても幸せな気持ちでした。

 

なかなかの大きさで生まれたのですが、こんなビッグベビーが本当にお腹の中にいて

しかも出てきたの!?と信じられなかったです。

それから、長時間のお産に夫がずっと立ち会ってくれて、改めてこの人と家族になれてよかったなと思ったり。

 

今はまだこの世に出てきて数日の赤ちゃんとコミュニケーションの練習をしながら毎日緊張が解けない日々ですが、新しい生活をたのしんでいます。

入院バッグを準備しました

ようやく入院バッグを準備しました。

SNSでは陣痛バッグと入院バッグを分けているのをよく見かけますが、まとめても大した量にならなそうだったのでひとつにしました。

 

パジャマをどうするか最後まで迷ったのですが、ワンピースタイプの前びらきパジャマって退院して家であんまり着なそうで、それよりは羽織れるガウンがほしかったのでパジャマはレンタルすることに。

出産予定の病院ではパジャマセットが一般の大部屋なら500円/日でレンタルでき、病室のランクによっては無料でついてきます。

妊娠糖尿病で入院したときは一般病室に空きがなく、1ランク上の大部屋だったのですが病室代にパジャマセットが含まれていて便利だったので今回もこちらを利用します。

 

用意したものはこちら。

陣痛〜分娩までに必要なもの
  • ペットボトル用ストローキャップ2個
  • 汗拭きシート
  • 除菌シート
  • ハンドタオル
  • リップクリーム
  • 団扇
  • ゼリー飲料2個
  • 夜用ナプキン
入院中に必要なもの
  • 下着(マタニティショーツ、授乳ブラ)3日分
  • あったかい靴下
  • シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・フェイスウォッシュ
  • コンタクトレンズ
  • 歯ブラシセット
  • おしりセレブ
  • 鼻セレブ
  • 乳頭保護クリーム
  • 沐浴用ガーゼ
  • 赤ちゃん用爪切り
  • 各種記入済み書類
  • ビニール袋
退院時に必要なもの
  • 赤ちゃんの肌着・カバーオール
  • おくるみ
  • おむつ

 

あとは母子手帳とか充電器とかメガネとか...その時に用意するものを入れるだけです。

産褥パッドとか母乳パッドとかは病院でもらえるのと、いざとなれば売店でも調達できるので持っていかないつもりです。

下着も産褥ショーツじゃなくてマタニティショーツでOKとのことだったので、母が買ってくれたものだけを持っていきます。

 

そうすると本当に持っていくものってあんまりなくて、逆に不安なのですが夫も毎日来てくれる予定なので必要なものは都度お願いすればいいかな。

 

とりあえずこれでいつでも入院できる準備が整えられました。

あとは心の準備だけ...

水通しをしました:出産準備で揃えたもの

38週になってようやく水通しが完了しました。

雨の日が続いていたりで結局3日くらいにわけて実施。

 

そんなにたくさんは買っていないつもりでしたが一つ一つ干してみると結構量がありました。

赤ちゃんって洗濯物多いイメージなので、生まれてからも大変そう。

ちなみに水通しには夫の希望でEcover zeroの洗剤を使いました。

 

 

出産に向けては必要そうなものを一通り用意しました。

 

衣類
  • 短肌着5枚
  • コンビ肌着6枚
  • カバーオール4枚
  • スタイ3枚
寝具
  • ベビーベッド(レンタル)
  • マットレス
  • 防水シーツ2枚
  • おくるみ1枚
  • タオルケット1枚
  • バスタオル4枚
ボディケア・衛生
  • ベビーソープ
  • ボディローション
  • ワセリン
  • 綿棒
  • おむつ替えシート
  • 体温計
  • 除菌スプレー
  • ベビーバス
授乳
  • 哺乳瓶2本
  • 哺乳瓶・乳首ブラシ

 

これらを先日ポストしたおむつ替え台の下の棚にまとめています。

おむつとおしりふきシートはまだなのですが、出産してから病院で使うものを参考にしようと思います。

 

哺乳瓶もこれからどんな授乳スタイルになるかわからないのですがBettaの辰年デザインと「Where the wild things are」のデザインがかわいくてつい2本も購入してしまいました。

いずれも240mlサイズなのでひょっとしたらもう少し小さいものが必要になる可能性がありますが、これも病院で授乳指導を受けてから調達しよウト思います。

 

また、寝んねにはスリーパーがはだけないしいいかなと思っていたのですが、母がタオルケットの方が汎用性が高くていいんじゃないとのことでこの日は母に買ってもらう予定だったので言う通りに。

 

こうやって書いてみるとたくさんありますね...

そのうちおもちゃだったり洋服も増えていくのかな。

あまり物を増やさず上手に買い物していきたいです。