おかざき真里さんの「胚培養士ミズイロ」というマンガを読みました。
不妊治療をしている方のtweetで見かけたのですが、患者側ではなく医療従事者側のドラマを描いている点で面白そうだなと思ったのがきっかけです。
主人公はタイトルのとおり胚培養士の女性。
わたしは自分が体外にステップアップするまで「胚培養士」という職業が存在することも知らず、体外受精の作業は医師がやっているものと思っていました。
(思えば研究や家畜などの繁殖で体外受精の技術が必要になるので、医師以外にもこういったスキルが活用されているのは当然なのですが)
マンガで特に印象に残ったのは、患者さんの陽性判定を聞き培養室でみんなで喜ぶシーンと、クセのある卵を受精させるため核の抽出作業を行うシーンです。
毎日何度も処理をすると思うのですが、1つ1つの卵にしっかり思いを込めている描写に、直接患者とコミュニケーションすることがほとんどなくても、受精・着床という結果を大切にされているんだなと思いました。
マンガの世界なので実際のところはわからないですが、医師をはじめさまざまな人に支えられて治療していることを改めて感じられてよかったです。
続編もたのしみ。