菫色の日記帳

不妊治療を経て第一子を出産しました。日々のことを綴っています

Day203 採卵周期①初めての採卵

2023年6月6日

 

D12、いよいよ初めての採卵の日を迎えました。

まとまらないけど記録として色々書き残しておきます。

 

 

前日22時過ぎころからなんとなくお腹の張りがやわらいだ気がして、朝起きたときも今までより楽に感じたので排卵してしまったのではと少し不安に。

検索して「hCG注射を打つと張りが落ち着くこともある」というコメントを見つけてちょっと安心しました。(自分に都合がいい情報を探して心を落ち着かせます)

 

メイクは血色がわからなくなるリップやチークを除いて軽くならOKとのことで、日焼け止めと眉毛だけサッとして、水筒にルイボスティーを用意して出発です。

朝は8時に受付予定だったので20分前に家を出たのですが、バスがちょうど目の前を通り過ぎて行き、お腹の痛みもあって歩くのはしんどかったのでタクシーを拾って行きました。

時間通りに到着して受付するとそのまま控室へ案内していただきました。

(夫の検体は9時半ごろに追っかけで持ってきてもらうことにしていました)

 

こちらのクリニックでは術前の点滴も手術着もありません。

ワンピースはNGで下だけ靴下も含めて脱いで渡されたタオルスカートを巻きます。ヘアキャップで髪の毛もまとめたらしばらく待機です。

夫から「起きたよ〜」とか連絡なくて、まだ寝てるのかなとやや不安になっていたところ、呼ばれて手術室へ。

手術室内に時計があったのですがちょうど8時半でした。

 

 

手術の経緯

*覚えていることをつらつら書きます

  • 初めましての培養士さんとご挨拶
  • タオルスカートを腰まで上げて手術台の上へ。足を乗せて広げる仕様
  • 先生が入室してご挨拶

 

  • エコーをしてもらいながら指先に心拍計(血中酸素計?)と腕に血圧計をつけてもらう。エコー結果について特にコメントなし
  • あたたかい洗浄液で(事前に見聞きしていたとおり)ジャブジャブと洗ってもらう
  • 局所麻酔注射。左右それぞれ打ってもらったのですが、痛みはなく少し押される感覚
  • 仰向けになりながらゆっくり室内観察したところ、エコーモニターはこちらからは見えず、左に心拍モニター、右奥が培養室なのか顕微鏡モニターのようなものを確認
  • 「お尻しっかり落としたほうが楽ですよ」と声かけいただきなんとかリラックスしようとする(力んで腰が浮いてしまうのでよく言われる)
  • 「それじゃ始めますね〜」で採卵器具が入る
  • 引っ張ったり押し付けたりする軽めの痛みが続く
  • 採卵中モニターを一緒に見ている看護師さんと培養士さんで何かを確認している様子。「3個です」「7個です」と聞こえてくる
  • 左肩にも看護師さんがいて優しく肩トントンしながら「痛くないですか?」「深呼吸しましょうね」「今順調に採れてますよ」と声かけてくれる。痛みは耐えられるけど緊張&恐怖に襲われているところで優しさに触れてなぜか涙が出てくる...
  • 永遠に続くような気がしてきたところで「終わりましたよ」と先生。下方に目をやるとめちゃくちゃ長い採卵針が見えてこれが入ってたのかと実感する
  • 綿を詰めてもらい(術後の内診で初めて詰めてもらってたことに気づく)先生が退室
  • この時点で時計を見ると8:50だったので手術室にいたのは20分くらい
  • 看護師さんにきれいに拭きあげてもらって立ち上がって待機室へ戻る

 

  • 待機室で抗生物質と痛み止めをもらいその場で1錠ずつ飲む
  • 落ち着いたら着替えてちょっと休む。夫に「終わったよ」と連絡。夫もクリニックに向かっている途中だったみたいで9:15ごろ検体提出(クリニックでは顔合わせず)
  • 10時ごろ体調確認して問題なしだったので待合室へ移動。すぐ内診で綿を抜いてエコー。特にコメントなし
  • 10:20ごろ診察して採卵結果と今後の予定を説明いただく

 

痛み

採卵針の画像とか経験者のレポを見ていてめちゃくちゃ痛いんだろうなと覚悟を決めて臨みましたが、思っていたよりも痛くありませんでした。

針を刺す痛みよりも引っ張ったり押したりする「いたた...」くらいの痛みと下腹部をぎゅーっと絞るような痛みがずっと続くことが一番辛かったです。

ですが総じて全然耐えられる痛みでした。

術後に待機室へ戻ってから20分くらいは下腹部がかなり痛みましたが、横になって悶えるほどではなく座ってお腹をさすって耐えられるくらいです。そのうち痛み止めも効いてきたのかなと思います。

 

採卵結果

  • 採卵数は24個
  • 卵の状態については本日は説明なし
  • 2日後の6/8に受精卵の状態、6日後の6/12に凍結の状態を培養士さんより電話いただく
  • 採卵数が多くOHSSのリスクが高い。少しでも不安なら今日夕方でもいつでも来院してOK。エコーで確認する
  • 何もなければ移植周期に入るので生理3日目に来院する

 

カバサールをもらってお会計して終了でした。

夫には診察に呼ばれたときに連絡していたので、外に出たら車で迎えに来てくれていました。

 

お腹は痛みがあるもののお腹が空いていたので台湾料理のレストランでブランチしてケーキを買って帰りました。

 

ブランチしながら夫に色々説明してたら夫が急に目頭を押さえて「がんばったんだね、泣きそうになっちゃった」と言うのでこの人なりに心配してくれてたのねと思いました。

 

というわけで初めての採卵を無事に(?)終えましたがこれからいくつどんな卵が凍結できるのか、移植して着床できるのかなどなど乗り越えなければいけないハードルがいくつも待ち構えているなと思うと、採卵はスタートダッシュを切ったばかりなんだなという気持ちです。

 

しばらくは待つだけなので、あまり気にしすぎず成り行きに任せていきたいです。